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ブリ大根は江戸時代に庶民の家庭で食べられ始めたと言われています。
当時はブリが高級魚であったため、頭やあら(骨周りの部分)が手頃な価格で売られ、それを活用した料理が生まれました。
大根は栄養価が高く冬にたくさん収穫されるため、ブリのあらと組み合わせて「節約料理」として親しまれてきました。
今日は、誰でも簡単にできる絶品ぶり大根の作り方をご紹介します。
【本来ぶり大根だとぶりのあらを使ってつくることが多いのですが、良い出汁はでるものの骨だらけで食べにくいんですよね。ということで、食べやすく・脂はのっている・良い出汁がでる、ぶりかまを使用しています。】
ぶり大根は簡単にいれば、ぶりと大根を一緒に煮ただけではあるのですが、美味しく作るためにはちょっとしたコツ・ポイントがあります。簡単にできるものばかりですので、是非最後までご覧ください。
ぶりかまで作る、絶品ぶり大根の作り方
材料
[3人分]
- ぶりかま 3切
- 大根 1/2本
- 酒 200ml
- みりん 60g
- 砂糖 35〜40g
- 醤油 75ml
- 水 500ml
- 生姜 1/2片
- 白髪ネギ お好みで
下準備
- ぶりかまは半分に切って、身側に多めに塩をふっておく。(20〜30分置く)
- 大根は厚めに皮をむき、2.5cm幅ぐらいの輪切りにし、面取りをし十字に隠し包丁を入れる。※見た目を重視する場合、片面だけに隠し包丁を入れる。
- 生姜は繊維を断ち切るようにスライスする。
作り方
- 大根を水から茹で、5割ほど火が通ったら引き上げる。
- 塩をふったぶりかまを熱湯にサッとくぐらせ、表面が白っぽくなったら冷水に入れる。
- 鍋か深めのフライパンに水・酒・みりん・砂糖・生姜を入れ大根を茹でていく。
- 8割ぐらい火が通ったら、ぶりかま・醤油を加え煮ていく。
- 火加減は弱火にし、落とし蓋をする。
- ぶりに火が通って、煮汁が好みの濃さになったら火をとめる。
- 冷める時に味が入っていくので、1日ぐらい置いておくのがおすすめ。
- お好みで白髪ネギをたっぷりと。
ポイント
〈大根〉
- 大根は皮の付近の繊維が固く、あくも強いため皮は厚くむく。
- 大根を下茹でするときは必ず水から茹でる。沸騰したところに入れると、まわりが煮崩れて、芯が残っている状態になってしまう。「根菜は水から、葉物はお湯から」これが基本。
- 面取りをすることで、煮崩れを防止できる。
- 隠し包丁をいれると、味が染み込みやすくなる・火の通りがよくなる。
〈ぶり〉
- 生の状態で身に塩をすると汗をかいたように水分がでてくる。これが臭みの原因。
- 魚の煮物をする場合は、熱湯にくぐらせる。(霜が降りたようになることから霜降りという)煮汁が魚臭くなるのを防ぐ。
まとめ
今回はぶりの定番料理を紹介しました。
ぶり大根は一見簡単に見えるのですが、下処理が不十分だったりすると味が染み込んでいなかったり、魚の臭みがでてしまったりします。
ですが、きちんと下処理を行うことによって、いままでのぶり大根より何倍も美味しいものに仕上がります。
このレシピではぶりかまを使用しましたが、もちろんぶりのあらでも、切り身でもできますよ。その場合は脂ののっているものがいいですね。
冬の代表食材のぶりと大根を使って、みなさんも美味しいぶり大根を作ってくださいね。
おすすめの調理器具
①ティファール 深型フライパン 28cm
安心のティファール。深型のフライパンは炒め物から煮物までなんでもできておすすめです。
②関孫六 牛刀 18cm
愛用の包丁です!適度な重さがあるので、切るのがとても楽です。今回のぶりかまも簡単に切れますよ。
個人的には三徳包丁より牛刀のほうが万能ですね。迷っている方は、牛刀で長さは18cmがおすすめです。
最後までご覧いただきありがとうございます。