らくらく栄養レシピ『なるほど食堂』

勉強になるレシピサイト。栄養士監修のお気に入りのレシピ、現役の調理師による豆知識。

【保存版】万能!簡単にできる基本のトマトソースのレシピ・作り方

※この記事は広告を利用しています。

ちょこっと豆知識

「サンマルツァーノ種」はイタリア原産のトマトの品種で、特に加工用として有名です。

細長い楕円形をしており、厚い果肉と少ない種が特徴です。

甘みと酸味のバランスが良く、水分が少ないため、濃厚なトマトソースやペーストを作るのに適しています。

f:id:eiyoshi-syokudo:20210213204729j:plain

今日は、色々なものに使える「基本のトマトソース」の作り方をご紹介します。

 

例えばパスタであれば、これひとつでさまざまなソースのベースになります。

アマトリチャーナ、アラビアータにペスカトーレと応用ができます。

もちろん鶏肉のトマト煮込みにしたり、ドリアに使ったりとパスタ意外にも使える万能ソースです。

 

今回のレシピの分量は目安として、必要に応じて量を増やして冷凍で作り置きしておくと便利ですよ。毎回トマトソースを作っていたら大変ですからね。

 

栄養面でもトマトはとても優れていて、「医者いらず」といわれる食材でもあります。

栄養についてはページ下部にて解説しておりますので、最後までご覧ください。

 

 

基本のトマトソースの作り方

材料

  • ホールトマト缶 800g〔ポイント1〕
  • 玉ねぎ 中1個
  • 塩 6g
  • にんにく 3かけ
  • ローリエ 2枚
  • オリーブオイル 大さじ5

 

f:id:eiyoshi-syokudo:20210213204741j:plain

 

下準備

  • ホールトマト缶はボウルに入れ、手でつぶす。ヘタなどの固い部分が残っていたら取り除く。
  • 玉ねぎは、みじん切りにする。(できる限り細かく)
  • にんにくは半分にし、芽をとりつぶしておく。〔ポイント2〕

 

作り方

  1. 鍋にオリーブオイルを入れ、つぶしたにんにくを入れ弱火で香りだしをする。〔ポイント3〕
  2. 香りが十分にでたら、玉ねぎと塩を入れ、中火にしてよく炒める。
  3. きつね色ぐらいに軽く色づいたらトマト缶とローリエを加える。
  4. 弱火〜中火にし、たまにかき混ぜながら煮詰めていく。〔ポイント4〕
  5. 量が半分近くなったら火を止め、ローリエを取り出す。(にんにくは取っても取らなくても、どちらでもOK)

 

ポイント

〔ポイント1〕

今回のトマトソースにはホールトマトがおすすめ。ホールトマト缶にはサンマルツァーノ種の細長いトマトが使われていて、加熱することで甘みが引き出される。 一方、ダイス(カット)トマトは丸いトマトが使われていることが多く、種も取られているため、ホールトマト缶より酸味が抑えられ、果肉がしっかりしている。 そのため、ホールトマトは煮込み料理やトマトソースとして使うのがおすすめ。 ダイストマトはミネストローネなど果肉を残したい料理に使うのがおすすめ。

 

〔ポイント2〕

にんにくの芽(芯)は、焦げやすくえぐみもあるので取り除く。

 

〔ポイント3〕

オイルににんにくの香りを移すときは、冷たいオイルににんにくを入れる。熱いオイルににんにくをいれると、香りが出るまえに焦げてしまう。

 

〔ポイント4〕

トマトソースを煮詰めるときは、鍋のふちについているものは、旨味が凝縮しているため、ゴムベラでこそぎ落としでトマトソースに混ぜていく。

 

まとめ

トマトは、植物の中でも群を抜いて三大うまみ成分でもある「グルタミン酸」が豊富です。そのため、加熱して煮詰めたトマトソースは旨味が凝縮されていて、これだけで美味しいソースになっています。

 

そのほかにもトマトは栄養面でもとても優れていて、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・カリウムが豊富な食材です。有名なのはリコピンなのではないでしょうか。リコピンはトマトの赤い色素のことで、抗酸化作用に効果があると言われています。

老化防止や、体内が酸性に傾かないようになったりと、いいこと尽くめですね!

 

生で食べても美味しい、加熱しても美味しいトマトを積極にとっていきましょう。

 

おすすめのトマト缶

イタリアット ダッテリーニトマト 400g

ダッテリーニトマトのトマト缶は、他で市販されているトマト缶とは別次元で美味しいです。とにかく甘みが強く、濃厚ですね。このトマト缶で一度、トマトソースを作ってみてください!

ただ、なかなか市販されていないのと、少し高めなのがネックですね。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

レシピのリクエスト等がありましたら、記事コメント・Xまでお願いいたします。また、読者・ブックマークしていただけますと嬉しいです。

TOP